私のアユ釣り歴は40年余りになります。以前は解禁当日から友釣りができましたが、ここ10年余りまともに友釣りが出来ません。水質、川底、放水量、等々様々なことを考えてくれていることと思います。私が思ったことは、友釣りをしていて感じる、純粋な天竜産のアユが居なくなったなということ。どうか以前の河川状況を取り戻す取り組みを希望します。あと何年釣りができるかな。
ご意見ありがとうございました。ご指摘の通り、天竜川の水質や底質の変化がアユの生育環境に影響を及ぼしていることは確かです。数値で比較できる指標、例えば窒素・燐などの栄養分の濃度や有機物による水質汚濁の指標となるBODなどの変化は、検討会でもある程度把握しておりますが、川の様子や釣果など、釣り人ならではの感覚的な川の変化についての情報は未だ不足しています。アユが良く釣れた時代の川の写真とか、当時の釣りの様子 (例えば、慣れた釣り師で1日当たりどれくらい釣れたか、型は今と違っていたか、どのような場所で良く釣れたかなど) をお教えいただけると今後の改善の取り組みに生かすことができます。断片的なお話でも結構です。今後とも、このホーム・ページに情報をお寄せいただければ幸いです。
(中部大学教授・村上哲生)