03. 水質・濁度調査

2014年11月22日(土)〜23日(日)晴れ 溶存酸素量や濁度はアユの他、すべての水棲生物の活性や存続に影響を及ぼします。伏流水の湧出する堤防の下流域でも、総じて良い結果が得られました。

水質調査は水質計とパックテスト(水に浸けた試験紙の変色を見るもの)の二種類を用いて、水面の表面を流れる“表層水”と河床から約20cmの深さの水を吸い上げた“間隙水”の、水温/DO(溶存酸素量)/電気伝導度/pH/COD(化学的酸素要求量)/硝酸態窒素/アンモニア態窒素/リン酸態リンなどを測定しました。分かりやすい項目は生物に直接的な影響を及ぼす濁度、DO やCODなどですが、堤防の上下流の比較の結果,置き土の濾過による水質改善効果が認められました。とくに濁度に関しては、採取した河川水を濁度計で測定。表層水では大きな差異は認められなかったのですが、間隙水では堤防付近887に対して下瀬で最高18.9を記録しました。この結果からも、濾過された湧水の効果が確認できました。

濁度計を使った置き土上流の表層の計測は、2分半のインターバルで5回行われた。