置き土による天竜川アユ産卵場造成実験

川の濁水が置き土によってどこまで産卵場に適する状態に改善できるか──さる2014年11月22日(土)〜24日(月)、天竜川左岸・16km付近に造成した置き土と、それによって作られた瀬において環境改善の実験&調査が行われました。

■日 時 2014年11月22日(土)~24日(月・祝)
■場 所 天竜川左岸 磐田市松之木島字東河原1616-1先 河口より17km地点
■調査隊 京都大学 防災研究所 水資源環境研究センター 竹門康弘准教授 他6名
天竜川漁協、電源開発(株)
(特別参加/徳島大学 工学部 建設工学科 河口洋一准教授 他1名、JPB小林英次)
■内 容 置き土の上流、下流等計7ヶ所における河床の軟度、濁度、水温、溶在酸素量、酸素消費量、硝酸態窒素、アンモニア態窒素、リン酸態リン、pHを調べる。
■目的他 今回の実験は、本流側方を流れる副流路に置き土を施設し、その内部に水を通過させる事で川の水を濾過するというもの。これにより、アユの産卵床に適した“清水の湧く砂礫の軟らかい浅瀬”を創出する可能性を探るという環境改善のための壮大な試行なのです。 実験イメージ