水力発電には、発電に必要とする水の使いかたによって4つの方法があります。「水の流れる力で水車を回して発電する」ということに変わりはありませんが、発電所の周りの地形やそこで得られる水の量、さらには必要とされる電気の使われかたなどを考えて、最適な方法を採用しています。
水力発電所の規模は、水を落とす高さと、発電で使用する水の量によって決まります。ダムによって水を貯めると同時に、水の落ちる高さを高く(落差を大きく)したり、ダムから長い水路(トンネル)を使って川の下流へ導いたりします。発電された電気は、変圧器を介して変電所に送られ、そこから家庭や工場などに送られます。