2020年度 第3回 天竜川天然資源再生推進委員会議事録

◆議事概要

  1. 日 時:2021年3月10日(金)13:30~16:00
  2. 場 所:電源開発(株)「TV会議システム」によるリモート開催
  3. 議 案:
    1. 開会挨拶(平野委員長)
    2. 各委員より活動結果の報告
      • 高橋委員
      • 村上委員
      • 竹門委員
      • 有川委員
      • 喜多村委員
    3. その他(話題提供)国土交通省 浜松河川国道事務所 船戸調査課長
    4. 閉会挨拶

I.開会挨拶(平野委員長)

 新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、静岡でもクラスタが発生し予断を許さない状況となっています。今回の再生推進委員会は、オンラインとなり申し訳ありませんがよろしくお願い致します。

II-a.高橋勇夫委員

(1)天然アユ資源の生態、生息状況の継続調査

  • アユの仔魚の流下量は2017~2019年では0.4 億~13.5 億で、2018-2019 年の2つの級群は1996 年以降で最低レベルとなった。2018-2019 年級群の流下量の減少は親魚数の減少に起因していると考えられる。
  • 2017-2019 年級群のアユの仔魚の流下は10月下旬~1 月上旬にかけて確認された。
  • 仔魚の流下期から推定された産卵期は、10 月上旬~12 月上旬で、ピークは11 月上旬であった。
  • 資源量の多かった2005 年頃と比較すると、産卵期間、盛期とも著しく短くなっていた。2009 年級群以降、産卵の盛期がやや早期化する傾向が見られた。
  • 天竜川を流下中の仔魚は、卵黄をかなり消費した個体が多く、河川内での減耗率が高いことが示唆された。
  • 流下仔魚の地点別の採集量から推定した主産卵域は、2017 年級群では1 号線直上~掛塚橋の間と推定された。2018-2019 年級群では主産卵域と呼べるものは無かった。
  • 2018-2020 年における稚アユの遡上期は2 月下旬~6 月下旬で、盛期は3 月下旬~4月中旬であった。遡上期の稚アユの体長のモードは50-60mm、または60-70mm で、2010 年頃と比べると20-30mm ほど小型化していた。
  • 2018・2020 年の6 月時点でのハミ跡被度(平均値)は20-30%程度で、2017年の60%を大きく下回っていた。2019・2020 年の9 月時点での被度は10%以下で、親魚数の不足が危機的な状況となっていた。
  • 2013~2020年におけるハミ跡被度の季節的変化は大きく2つのパターンがある。1つは調査期間中に大きな変動はなく、時期を追って緩やかに平均被度が減少するパターン、2つめは数ヶ月の間にハミ跡被度が著しく減少するパターンである。これは濁りの長期化が見られた年で、濁りの有無は天竜川でのアユの減耗率を左右する要因になっていると考えられた。
  • 濁りの長期化が見られた年はアユの減耗率が高く、濁りの長期化が河川生活期のアユの主たる減耗要因となっていることが示唆された。

(2)天竜川に適した産卵床造成技術の創出

  • 2018 年には水路方式を、2020 年は砂利投入方式を採用した。
  • 水路方式は流速を速くすることが難しく、造成直後から造成河床へのシルト分の沈積が見られた。
  • 産卵が確認された砂利投入方式でも、砂泥分や大礫が十分に除去できていないことが産卵の抑制につながると考えられた。
  • 造成時期は産卵盛期直前の10月中旬頃が適当と考えられた。

(3)河道環境の整備に係る現地試験・対策(秋葉ダム下流釣り場形成)

  • 秋葉ダム下流の巨石盛り土については、アユのハミ跡が多く、アユに積極的に利用されていることが明らかとなった。この場所は2017年から観察しているが、一貫して施工区のハミ跡が非施工区のハミ跡よりも多いので、施工の効果はかなり大きかったと言って良いと思う。
  • 改善点としては、巨石の大きさが揃いすぎていたり、列の間隔が概ね一定であったりと、やや人工的な部分が垣間見られた。
  • 鮎釣地点での2020年のハミ跡のデータをみると、施工区と非施工区との明瞭な差は認められなかった。この原因としては、出水で土砂が堆積したことで流路が横にスライドするようなかたちで変化していたことが作用している可能性があると考えている。
  • 鮎釣地点での対策の目的は「釣り易くする」ということで、そのために川幅を拡げていたが、この点に関しては十分に改善されていたと思う。
  • 西川合流点では、自然石で組まれた階段状の魚道のような流路の最上段でアユが観察されたこと、どこにも滞留している様子は無かったことから、対策の目的は十分に達成されていると考えている。また、プール部の所々にアユなどが確認でき、これらの魚類は単なる移動路だけではなく、生息場としても利用しているようであった。

<質疑>

  • アユの流下量の増減があるのはなぜ?
    → 2007年は遡上が少なかったので、2008年の親数が減少した。また、2016年は流下量が増加したので、回復を期待したが2017年~2018年では親魚が減少してしまった。
  • 流下中の仔アユの減耗率が高いのはなぜ?
    → 産卵床が十分で無く(砂分が多い)、ふ化後の河川水への浮上が遅滞して、卵黄を消費してたことで減耗したと考えられる。河床材料に砂分が多いと仔アユの浮上がうまくいかない(閉じ込められる)ことが分かっている。
  • 今年は壊滅的と考えていたが流下量は11億9千万であった。この増加の理由は?
    → この流下量から推定すると親魚が40~50万いたと考えられる。ただ、ハミ跡被度が低かったこと(環境DNAの値も同様に低かった)を考えると、ハミ跡調査の対象とならないトロのような場所に親魚がかたまっていた可能性は考えられる。

II-b.村上哲生委員

(1)秋葉下流の河川環境改善

  • 西川から塩を流して、西川の水温・水質の影響範囲を調査したところ、右岸より5m程度は西川の影響は表れ、15mを越えれば殆ど影響は無くなる。
  • 巨石を置くことで、水深や流速の異なる多様な微環境ができた。
  • 酸素濃度を測った結果から、施工区全体としては生産の場となっていたことが分かった。
  • 施工区の急流部では、礫や巨石に珪藻及び糸状藍藻類の被膜が発達し良好な餌環境を提供していた。
    施工区の緩流部では糸状緑藻類が付着していた。これはアユの餌にはならない。
  • 蘚類(コケ類)は、左岸・未施工区に発生することが明らかとなった。しかし、施工区で蘚類が生えない理由が、施工のためなのか、あるいは右岸から流入する西川の影響のためかは不明である。

(2)10年間の調査の総括

  • 天竜川天然資源再生連絡会が発足した初期の段階では、当時の漁協事務長の井口氏から提示のあった優先順の付けた16課題に沿って調査を行った。
  • 天竜川のN/P比は2001年~2007年当時は35程度で、生活排水等により供給されるN/P比の10前後に比べと非常に高く、ダムにより、主として懸濁態として流下するPが選択的に除去され、ほとんどが溶存態であるNとの比が大きくなった可能性がある。
  • 付着藻類の現存量の迅速な計測のために蛍光式の現場測定器(ベント・トーチ)を利用してみたが、精度、再現性には未だ問題が残る。現存量とともに生産速度(藻類被膜の再生速度)も測定する必要がある。
  • 生産速度は酸素濃度の日変化に基づき測定し、船明下流では水中の濁りによる光量不足とシルト・粘土の付着基盤への堆砂により一次生産が著しく小さくなり、ダム下流での流速低下による古い付着藻類膜が更新されず「アカグサレ」の状態がみられる。
  • 付着藻類被膜の更新阻害を防ぐため、河床撹拌(河川洗浄)の検討を行った。
  • 河床洗浄については、天竜川での現場実験より、水流による河床洗浄とブルドーザーによる河床耕耘の効果を検証したが、両方法ともに有効であり、効果も3週間程度は持続する結果であった。
    河床耕耘は施工時に一時的に濃度が上昇することや、石が割れるなどの課題あるが、現在のところ最も効率的な方法であると考えられている。

<質疑>

  • 河床耕耘の課題は?
    → 一般市民が分かるように調査結果をまとめることと、今後は市民を巻き込んだ活動にしていきたい。
  • 秋葉ダム直下流地点において、緩流部にはアユの餌にはならない種類の藻類があったということでした。河川生物全体としては流れに多様性がある方が良いとも思うが、この点について改善すべきことは?
    → 緩いところもあれば速いところもあるのが自然の河川である。緩流部に糸状藻類がでてくるのは当たり前のことなので、設計変更や対策の考え方を変える必要はない。

II-c.竹門康弘委員

  • 当初、アユ産卵床としては、柔らかい瀬を作れば良いことが分かったが、維持が必要であった。また実際に産卵している場所を調べると湧水に注目すべきことが分かり、湧水を人工的に作る試みを行った。しかし、湧水を作っても目詰まりして維持できない。このため、増水前後の衛星画像と現地調査の結果から、アユの産卵に適した湧水流路を評価し、湧水型産卵床造成適地とする検討を行った。
  • 今年度は、衛星画像と湧水流路調査ならびにアユの産卵床調査結果から、湧水流量が多くアユの産卵床が確認された湧水流路のうち、本流合流点にできるだけ近い場所にある湧水瀬を探した結果、11.8kpの湧水瀬(流量0.90㎥/s)が産卵床造成地として最適であることがわかった。この湧水瀬は比較的河床が硬く、かつ浅かったため、人力による土砂投入と流路の造成によって産卵適地を造成した。

<質疑>

  • 住民との合意形成方法、資金調達はどのようにしているか?
    → 河床地形管理の考え方を統一する必要がある。また、国や県との連携、住民との連携が必要である。河川環境シンポジウムなどを開催して議論する場を設けることも必要と考えている。

II-d.有川委員

(1)秋葉ダム直下流地点(対策内容:巨石盛土)

  • 河床洗掘により小規模化した秋葉ダム直下流地点の早瀬(アユ漁場)の再生を目的として、2017~2019年に巨石盛土を実施した。→延長約100mの瀬が完成した。
  • 平均年最大流量(約3,000㎥/s)を超える出水後も、再生した瀬の外形に大きな変化は無く、主要な列状の石も大半が残っていた⇒瀬の安定性に問題はないと考えられる。
  • 瀬の上流部では、「巨石を基点としてその間に玉石などが詰まっては流下する状態(=本対策で理想とする状態)」や「流下してきた玉石等で新たな列が形成された箇所」がみられるようになった。また、列状の石や列間の深みなどでは、アユがコケを食んでいる状況が観察された⇒アユ漁場になりつつあると考えられる。
  • 本地点で実施した巨石(ダム堆砂処理の発生材)による瀬の再生手法は、秋葉ダム下流の河床改善対策の一つとして有効だと考えられる。
  • 今後の課題として、より大規模な出水後の巨礫の挙動を確認すること、「砂利~玉石」を安定的に供給することが必要である。

(2)鮎釣地点(対策内容:河床の整理・整備)

  • アユの生息及び友釣りに適した早瀬の創出を目的として、2018~2019年に暫定的な対策を実施した。
  • 施工後には一時的に瀬の流況が改善したものの、2020年の出水で大規模な堆砂があり、概ね対策前の瀬の地形に戻った。
  • これにより、暫定策によるアユ漁場としての流況改善効果はなくなった。
  • 今後は、瀬の地形が安定するのを見極めた上で、本格的な対策を検討していく必要がある。

(3)西川合流地点(対策内容:巨石盛土)

  • 支川・本川間の落差解消(アユの移動性確保)と、河床低下の抑制(水制保護)を目的として、2020年2・3月に巨石盛土を実施した。しかし、材料となる巨礫が計画の約半量しか確保できなかった為、水制際盛土を優先し、左岸流路等は暫定施工または未施工となった。
  • 2020年夏季調査の潜水観察では左岸流路内においてアユ等を確認した。
  • 2020年秋季調査では、対策範囲の縁辺部分などで巨石の流失が確認された。
  • 当初は、本年度に対策を完了する予定であったが、周辺道路の通行止めなどにより、巨石の確保と搬入ができなくなったため、2021年2月に左岸流路の機能回復と巨石の流失を遅らせることを目的とした応急処置を実施した。
  • 現時点では対策が完了しておらず暫定的な評価となるが、左岸流路がアユ等に利用されていることが確認できており、一時的に魚類の移動性が確保されたといえる。
  • 今後は、残りの対策をなるべく早期に完了することが望まれる。

<質疑>

  • 3箇所で実施した瀬の再生事業には共通点があると思う。それは、元々その場所に玉石の瀬があったが、それが河床低下によって比較的勾配の急なアユの住処としてはふさわしくない急流になってしまった。それを少しでも距離の長い良い瀬にした、という活動に位置づけられると思う。こうした地形変化は各地のダム下流河川で起きている現象で、天竜川で実施した対策が一般的な解決策としての価値を持っていると思う。
  • 急勾配化した瀬を改善するためには骨格部分の幅を広く、長くしていく必要がある。そういう意味では、秋葉ダム直下流地点は良いが、西川合流地点や鮎釣地点では長い距離の対策になっていないと思うがどうか?
    → 西川合流地点は、帯工から合流点までの距離と高さが決まっているため、これ以上は伸ばしようがないが、そのなかでもできるだけ河床を緩くしながら、アユ等の生息場にもなるような環境にしていくことを考えている。鮎釣地点は、左岸の山地から供給された巨石でつくられた瀬だと推察しており、この瀬を緩くするには、同じような巨石を瀬の下流側に盛っていかないとできないが、それは現在の巨石の入手状況をみると現実的ではない。ここでは、できる範囲で漁場に適した環境にしていく必要があるが、河床低下によって鮎釣地点の瀬に集約された水面落差を、下流の平瀬化した瀬に再分配していくという視点を入れて考えていけば良いと思う。
  • その際に重要なのは、単に骨格を改善するということだけでなく、礫や玉石などの動き得る石を置土などで補充することだと考えるが、この点の見通しはどうか?
    → 瀬を造成するときに、平面的にも縦断的にも凹凸を付けて、上流から供給される土砂を貯めながら流すように配慮した。しかし、天竜川本川の河川規模からすると、西川から供給される土砂だけでは足りていない。今後、砂利や玉石を供給する仕組みが必要で、その量や質をどうするかは今後の課題だと考えている。

II-e.喜多村委員

(1)環境DNA-簡易環境測定装置(ベントトーチ)による河川環境評価

  • 秋葉ダム~河口部における河川環境調査から、定量PCR法によるeDNA濃度とメタバーコーティング法による魚類調査を行った。eDNA濃度は、アユ成魚気のアミアト被度、および産卵孵化期の主産卵区間と定性的に整合した。
  • eDNA濃度は濁度の影響を受けないことが示唆され、調査が制約を受けにくく、個体確認が難しい洪水時や高濁度時において、eDNAによりアユの高利用域を推定する代替手段として有効と考えられる。
  • ベントトーチによる簡易付着藻類量の測定装置を活用して、現地データの取得について努めてた。本手法は、精緻な調査ではないものの、河川環境把握を広範囲で行う場合、短時間で計測でき有効な調査方法であった。

(2)生物・環境調査、河床変化等の調査技術、AYU48の改善

  • 付着藻類、溶存酸素、河床軟度、粒径等について、産卵床造成試験等を利用して行った。
  • アユ生息環境改善選定支援プログラム(AYU48)による、河川流量やその他のパラメータを変化させた評価事例書の作成を行った。天竜川の環境関連のデータベースの基本設計を行った。

(3)委員会HP

  • 委員会ホームページの運用・保守を定期的に行い、委員会状況、調査およびイベント等の情報発信を積極的に行った。

(4)アルミニウム・マイクロプラスティック調査

  • 天竜川の湖沼や河川水が青色を帯びて見える原因は、水中に懸濁する粘土鉱物による。河川水の分析から、殆どの試料からアルミニウムが検出された。一方で、このアルミニウムは自然状態ではイオン化しなく、魚類に化学的な毒性を及ぼす可能性は低いと考えられる。
  • マイクロプラスティックの調査を、河川水、河床礫付着物、アユ消化管内容物で行った。河川水から0~13個/㎥のマイクロプラスティックが確認された。
  • 塩見渡橋、佐久間第二放水口は全国の平均以下で、東雲名は多い値であった。マイクロプラスティックは繊維状のものを含めたため、高い値となっている。アユのハミアトがある河床礫から10個の粒子状と1個の繊維状のマイクロプラスティックが確認された。2匹のアユから粒子状、繊維状合わせて8個のマイクロプラスティックが確認された。

(5)濁水軽減対策の検討(紐状ろ材、貯水池流動制御)

  • 紐状ろ材を用いた試験を行った。濁水の付着保持性が高く、沈降促進性も高いろ材を編んでいる。対策では、貯水池の横断方向に密に設置する。この素材表面に濁質をフロック状に付着さえ、その後、自然に剥落・沈降させる。洪水時は障害になりにくい。
  • 濁水排出効率改善が期待される人工潜堤について実験を行った。佐久間貯水池を想定した流動制御により、具体的な導入方法・運用方法の検討を行った。貯水池流入した濁水塊は、人工潜堤部で縮流して貯水池全体に拡散せず、洪水吐に向かう現象が確認できた。

III.その他情報提供など(国土交通省)

  • 近年激甚化している災害により全国で大きな被害が頻発している状況から、天竜川では「防災・現在、国土強靭化のための3か年緊急対策」として、河道掘削・樹木伐開、円滑な避難に資する対策を実施している。
  • 平成30年3月に、平岡ダム下流を対象とした天竜川流砂系総合土砂管理計画【第一版】を策定した。現在、総合土砂管理計画【第二版】の策定に向けて、上流域も含めた天竜川流砂系全体を対象に、検討を進めている。
  • 天竜川では、これまで樹木伐開を実施しているものの、樹木の再繁茂が課題となっている。樹木伐開と同時に、所定の水理量を得られるように砂州切り下げを実施している。砂州を切り下げることにより掃流力、河道擾乱の増加による樹木再繁茂の制御を図る。現在、14km、9kmの2箇所で試験を実施している。

IV.閉会の挨拶(平野委員長)

本日は長時間ありがとうございました。
天竜川天然資源再生に関する活動も、再生連絡会の頃から数えて13年ほど経過。この間、委員アドバイザーのご協力のもと、さまざまな研究や現地試験を行えたことに感謝申し上げる。
一方、天竜川の河川規模は大きく、さらに天竜川を取り囲む外部環境は当初より厳しさ、不確実性を増し、大きく変化してきている。
そこで、河川環境改善に向けたこれまでの取り組み内容をいま一度見直し、未来に向け、漁協として具体的にどんな取り組みをするべきか整理したいと考えている。
そのためには、ある程度時間が必要であると判断したため、現行の委員会という枠組みは、本日をもっていったん終了させて頂くこととした。
しかしながら、天竜川の資源再生という点では、今後とも具体的な活動を継続すべきであり、漁協の取り組みがまとまった際には、現委員やアドバイザーの知見をお借りしなければならないことも有り得ますので、その際にはご協力の程、よろしくお願いいたします。

【配布資料】

  • 2020年度(第3回)天竜川天然資源再生推進委員会スケジュール(事務局)
  • 2020年度 第3回天竜川天然資源再生推進委員会 出席者リスト(事務局)
  • 天竜川天然資源再生推進委員会 2020年度(年間スケジュール)(事務局)
  • 天竜川天然資源再生推進委員会 2020年度活動報告(高橋委員)
  • 2018-2020年度 調査結果の概要(高橋委員)
  • 天竜川天然資源再生推進委員会 2020年度活動報告(村上委員)
  • 秋葉下流に造成された河床の環境と付着藻類(村上委員)
  • 10年間の調査の総括(村上委員)
  • 天竜川天然資源再生推進委員会 2020年度活動報告(竹門委員)
  • 調査研究題目「天竜川の湧水流路の環境条件とアユの繁殖地利用の現状調査」(竹門委員)
  • 湧水流路におけるアユ産卵床形成のポテンシャル評価
    -湧水流路型のアユ産卵床造成に向けて-(竹門委員)
  • 天竜川天然資源再生推進委員会 2020年度活動報告(有川委員)
  • 天竜川天然資源再生推進委員会 2020年度活動報告(委員会説明用概要版)(有川委員)
  • 天竜川天然資源再生推進委員会 2020年度活動報告(喜多村委員)
  • 活動報告資料(喜多村委員)
  • 文献:環境DNA分析による大規模・高濁度河川におけるアユの高利用区間推定可能性の評価-天竜川の事例(喜多村委員)
  • 文献:河川環境・アユ生息データの統合的分析による環境評価支援プログラムの開発(喜多村委員)
  • 文献:貯水池下流河川の水質分析で検出されるアルミニウムの期限に関する一考察(喜多村委員)
  • 浜松河川国道事務所からの話題提供(国土交通省)

【出席者】※( )内はリモート中継地点

委員長 平野國行 天竜川漁協 代表理事組合長(天)
副委員長 喜多村雄一 電源開発(株) 茅ヶ崎研究所専任部長(茅)
委  員 高橋勇夫 たかはし河川生物調査事務所代表(高)
村上哲生 中部大学応用生物学部環境生物科学科教授(中)
竹門康弘 京都大学防災研究水資源環境研究センター准教授(西)
有川 崇 近自然河川研究所(高)
中谷 勲 天竜川漁協 理事・総務委員長(天)
鈴木長之 天竜川漁協 理事・業務委員長(天)
平野利明 天竜川漁協 理事・総務副委員長(天)
野澤利治 天竜川漁協 理事・業務副委員長(天)
野々村誠一郎 電源開発(株) 中部支店副支店長(中)
(代理)中川 武 電源開発(株) 佐久間電力所長補佐(天)
アドバイザー 船戸総久 国土交通省浜松河川国道事務所(天)
谷口 淳 国土交通省浜松河川国道事務所(天)
事務局局長 谷髙弘記 天竜川漁協 事務局長(天)
事務局副局長 及川 孝 電源開発(株) 中部支店用地グループリーダー(中)
事務局員 服部 芳明 電源開発(株) 中部支店用地グループメンバー(中)
小太刀 理久 電源開発(株) 中部支店用地グループメンバー(中)
記  録 小林 英次 (株)J-POWERビジネスサービス 社会環境部 部長代理(茅)
取材/Web制作 中里まっち Studio MATCH BOX(茅)

※(天)……電源開発(株)天竜事務所
  (中)……電源開発(株)中部支店
  (西)……電源開発(株)西日本支店
  (高)……電源開発(株)高知電力所
  (茅)……電源開発(株)茅ヶ崎研究所